天然繊維と化学繊維の毛布の違いと特徴
天然繊維と化学繊維どちらを選ぶ?
冬は寒くて寝付けない、風邪をひきやすくなりますが、快眠のためには暖かい布団で寝たいものです。
そんな寒い冬に欠かせない毛布ですが、暖かくてぬくぬく気持ち良い毛布にくるまれて寝ると幸せですね。
毛布はレパートリーもたくさんありますし、安いものも多いですが、どれを買って良いか迷うこともあります。
毛布の素材は大きく分けて天然繊維と化学繊維の2つに分けられます。
どちらにも長短がありますが、それぞれの特徴をご説明したいと思います。
化学繊維は静電気が起きやすい
静電気はパチパチが気になったり、傷みを伴うこともあります。
できれば静電気が起きにくい毛布を使いたいとはおもいませんか。
天然繊維といえば、シルクや綿、ウールなどの素材が代表的です。
また化学繊維といえば、アクリルやポリエステルなどが代表的ですが、最近では他にもたくさんの素材が登場しており、特徴もさまざまです。
一般的には天然繊維よりも化学繊維の方が静電気が起きやすいといわれています。
ですから静電気が気になるという人は、天然繊維の毛布を使った方が良いでしょう。
天然繊維の毛布は電気を通しやすいので、帯電せずに静電気が起きにくいのです。
ただたとえ天然繊維の毛布を使っていても、他の寝具が化学繊維であったりすると、静電気が起きる可能性はあります。
特にウールとフリースといった素材の組み合わせは、静電気が起きやすいので要注意です。
天然繊維の毛布の種類と特徴
さて天然繊維といえば、昔から綿毛布が良く使われていました。
肌触りもソフトで気持ち良いですし、吸湿性もあります。
素材自体も丈夫ですし、長い間使えるのもメリットです。
ただ綿毛布は若干重いですから、ずっしりとした使い心地は好きという人とそうでない人もいるようです。
一方で軽くて、空気をまとっているような寝心地で人気なのが、シルク毛布でしょう。
高級素材ですが、美しい艶と光沢があり、保温性もあり、しっとりとした質感でお肌にやさしいため、人気があります。
そしてもうひとつ、人気のある天然繊維の毛布がウール毛布です。
ウールといえば羊毛、つまり羊の毛ですね。
毛布に使われるのは、メリノ種といわれる羊毛で、細くてなめらかな肌触りが特徴的です。
ウールが他の天然繊維に比べて何が違うかというと、吸湿発散力が高いのがポイントではないでしょうか。
呼吸する繊維とはよくいったもので、汗をかいてもしっかり吸収してくれますし、すぐに発散してくれるため、毛布自体に湿気が溜まりにくいのです。
ですから汗をかきやすい人や、寝汗が気になるという人にはおすすめです。
そして何より保温力が抜群なのがウール、毛の間に暖かい空気をしっかりため込んで、寒い冬もしっかり体を温めてくれるでしょう。
ウールの毛布にも色々ありますが、快眠博士のプレミアムソフゥールという毛布が特におすすめです。
また、ウールに似た素材にアルパカやカシミア、キャメルといった、獣毛がありますが、こちらもおすすめです。
化学繊維の毛布の特徴
このように天然繊維の毛布が優れていることは分かりましたが、化学繊維も負けてはいません。
代表的な素材がアクリルやポリエステルですが、丈夫ですし、保温力も天然繊維に劣りません。
さらに水にも強く、速乾性があり、自宅で洗濯できるという点もポイント高いです。
また値段も天然繊維よりも化学繊維の方が安く、数千円で毛布が手に入ります。
アクリルは発色性に優れた素材ですので、色んな色に染めることができ、おしゃれで可愛い毛布が欲しいという人におすすめです。
さらにウールのような肌触りが気持ちよく、水にも強くて自宅で洗濯できるというのもポイントが高いです。
ただ欠点を挙げるとすれば、吸湿発散性が低いため、汗をかくと蒸れるというのが化学繊維に共通するところです。
快眠のためには湿度の調節も忘れてはなりません。
枕についても頭が蒸れない仕様の枕を使うべきです。
蒸れない枕は高通気で高反発という特長がありますので、参考にしてみてください。